◎技術的・品質的な課題
・粘度とお湯の浸透
カレーのルーは粘度が高いため、お湯を注いでも均一に混ざりにくく、ダマになったり、粉っぽさが残る可能性があります。カップ麺のスープは比較的サラサラですが、カレーのとろみを3分で再現するのは難しいでしょう。
・油分の分離
カレーには多くの油脂が含まれており、フリーズドライや乾燥状態から復元すると油が分離しやすく、見た目や食感が悪くなる恐れがあります。
・具材の食感
じゃがいもや肉などの具材を熱湯で3分で戻すと、食感が悪くなったり、逆に芯が残ったりする可能性があります。
◎商品設計上の問題
・ご飯との相性
カレーは基本的にご飯とセットで食べるものです。別途ご飯を用意する必要があるなら、レトルトカレーを温める方が確実においしく、手間もそれほど変わりません。
・価格と価値のバランス
カップ麺サイズの容量で満足できるカレーを作ろうとすると、レトルトカレーと価格差がつきにくく、商品としての魅力が出にくいでしょう。
◎既存製品との競合
レトルトカレーは電子レンジで2分程度で温められるため、わざわざ品質を犠牲にしてまでカップ化するメリットが少ないのです。
つまり、技術的な困難さと、既存製品(レトルト)の利便性の高さから、あえて「カップカレー」を開発する必要性が低いということですね。